悪いことばかり起きている。
あなたは、「因果関係」という言葉を耳にされたことがあると思います。この言葉は、仏教に由来する言葉です。
現代の意味は「二つ以上のものの間に原因と結果の関係があること」、つまり、物事の「結果 」には、その結果が生じる「原因」があるという意味で、多くの方は体験を通して、この「因果関係」の意味を理解されていると思います。この言葉のもともとの意味は、「前世（この世に生まれてくる前の世界）に行った善悪の行為が、それに対応した結果となって現れる」という仏教の教えに基づくものなのです。
自分の周りで「悪いことばかり起きている」のは、その起きる原因が必ずあるということです。
それでは、どうすればいいのでしょうか？
人間関係がうまくいかない。
近年、日本国内において新たに起こされる裁判の数は１年間に、なんど６００万件を優に超えているそうです。こうした争いに巻き込まれ「人間関係がうまくいかない」当事者となってしまうのは、あなた自身の過去に積んだ因縁（原因）によって引き起こされているのです。
仏教の教えでは、この悪しき因縁の連鎖を断ち切らなければ、その場を逃れたとしても、また同じ争いが繰り返されると説かれています。
では、この悪しき連鎖を断ち切るためには、どうすればいいのでしょうか？
持病で不安を抱えている。
日本人の２人に１人は癌になる可能性があると言われています。また、癌に限らず、誰もが深刻な病に苦しめられる可能性があります。その時、あなたはどうしますか？もちろん、お医者さんにかかり、最善の治療を受けるでしょう。
けれども、実際に病気を治すのは、私たちの生命に具わる自然治癒力であって、医学そのものの力ではありません。医学の役割は薬を投与したり、外科的治療を行うことによって、生命に具わる自然治癒力が働きやすくなるよう外側から手助けしているのです。私たちの生命に具わる自然治癒力が弱ければ、素晴らしい治療を施しても病は治りません。
では、自然治癒力を高める方法はあるのでしょうか？
生きているのがつらい
私たちが、日々を生き抜く上で避けて通れない苦しみとして、生老病死の四苦があります。この誰一人として逃れることのできない四つの苦しみを前に、人はいかに生きていくか、生きる意味とは何なのか、そのことを説いたのが仏法なのです。
≪生老病死の四苦≫
生苦 … 生まれ、生きる苦しみ。 老苦 … 老い衰えていく苦しみ。
病苦 … 病気による苦しみ。 死苦 … 人の死そのものにつきまとう苦しみ。
では、その悩み苦しみを解決していくためには、どうすればよいのでしょうか？
経済的に苦しい
多くの人は、金銭や物が豊かになれば貧しさによる苦悩から逃れられると考え、最も大切な「心の財」ということを知りません。大半は損得で生き、苦悩を増幅しているのです。
現在このような、経済的な苦悩を背負っていたとしても、一切の財の元である「心の財」を積めば、苦悩の元である罪障が消滅し、健康的にも経済的にも恵まれた境界に変わっていくのです。
では、「心の財」を積むのにはどうすればよいのでしょうか？
御先祖、水子等を正しく供養したい
今日ある我が命は、先祖のおかげであることを忘れてはなりません。先祖の供養をおこたり、苦しむ先祖を救わずして自分は不自由なく心に任せて楽しい生活をしているならば、先祖はどんなに恨みに思うことでしょう。
また、生きる喜びを知らないまま、生まれる事ができなかったお子様は寂しい思いをされ、来世には幸せな境涯に生まれて来ることを望んでおられるでしょう。
では、真心からの追善供養を行うべく、正しい先祖供養を行うにはどうすればよいのでしょうか？
